9月の終わり頃、慌てて中華料理屋に通いつめる人も多いだろう。夏の風物詩、冷やし中華の販売終了が近づいてくるからだ。しかし、アイスクリームも冷麺もざるそばも、真冬にだって食べられるのに、なぜ冷やし中華ばかりが夏季限定の料理とされてしまうのだろうか。毎年9月になると納得のいかない気分でいっぱいになる。
9月といっても秋の訪れはまだ当分先のようで、連日気温35度を超える「猛暑日」が続いている。気象庁の発表上、30度を超えると真夏日、25度を超えて夏日というそうだが、まだ夏日すら程遠いとは。あとひと月もすればだいぶ涼しくなるだろうか。9月の終わりを心待ちにしながら、流れる汗をぬぐった。
9月1日は防災の日。だいぶ以前に亡くなった祖母は、関東大震災を東京で迎えたそうで、毎年この日になると当時の思い出を語って聞かせてくれた。関東大震災と阪神大震災との最大の違いは、国などによる救助や支援がまったくなかったことだそうだ。それは大変だったんだろうな、と9月になるといまだに思う。